産むことは生まれること

出産まであと１８日。

昨日ふと、

「あぁ、私は産まれ直すんだなぁ。。。」

と思った。

この子を産み、育てることで、

新しい私が生まれ、育てられる。

長年にわたって持っていた、父親への恨みに近い感情も、

今はクリアになりほとんど残ってはいないと思っているけど、

私もこれから親になり、子供を愛することで、

私がどんな風に愛されて育ってきたのかを、

今の意識の状態で経験できる。

そして本当の意味で自分を赦せるようになるのかも。

父親のことも、父親に対する恨みを持っていた自分のことも。

子育てを通して経験するすべてが、

新しい私を発見する機会になるだろう。

その度に私は生まれ、育つ。

子供と一緒に育つ。

そう思うと、これからは時間軸の概念が変わってくる気がする。

過去の延長線上に今や未来があるのではなく、

そういう未来がもうすでにあるから、今がある、みたいな。

だから、過去にも感謝できる。

生まれて育つ未来がもうすでにあるから、

今は産む準備をしている。

すべてが完璧な采配とタイミングで訪れる。

産まれるというのは、人生で最初に感じる分離。

人生で最初に感じる恐怖なのかもしれないな。

絶対的な安心感からの分離。

それを乗り越えて、私達はこの世に産まれてきた。

そう思うと、日常のちょっとした怖さなんて

なんてことない気がしてきた。

まぁ、怖いけど。

早くこの子に会いたい気持ちと、

今の一体感がなくなることへの少しの寂しさと、

分離に対する恐怖を、

この子と一緒に感じて一緒に体験して、

産んで生まれたいと思います。