モヤモヤの本質の見つけ方
先日、SNSを通じて妊娠の報告をしました。
私の人生にとっては実に7回目、
今の旦那さんとの間では5回目の妊娠にして、
初めて安定期を迎えることができました。
自分の気持ちの幼さ、身勝手な行動故の中絶は1回ありますが、
その他は子宮外妊娠1回、稽留流産を4回経験しています。
不育症の検査も受けましたが、特に原因は見つからず。
その間にも、当時の職場の同僚や私より後に結婚した友人たち、
自分の姉さえもどんどん妊娠し、何事もなく順調に経過し出産をしていく過程を見て、
正直素直に「おめでとう。」と言えない自分がいました。
もちろん祝福の気持ちはあります。
でも、なんだかモヤモヤする。心の奥に何かがくすぶっているというか、
心に重い石が乗っているような感覚がずっとあって、
それでも、「あの子は私より若いから当然か~」とか、
「私も正直まだゴルフとか好きなことやっていたいしな~」とか、
「助産師と産婦人科医の夫婦だから順調に運んで当然か~」とか、
なんやかんや自分に言い訳して、
そのモヤモヤを感じてないフリをしばらく続けていました。
でもある日、身近な友人の妊娠を機に、さすがにこれはもうこのモヤモヤに向き合わないといけないんだなと思いました。
その友人は持病があり妊娠しずらいかもと言われていて、その治療を何年もしていました。
ところが、結婚してタイミング療法を始めた途端に妊娠したんです。
そして妊娠を報告してくれた時にはもう11週目でした。
その少し前から体調崩したって言って一緒にランチも行ってなかったし、
なんとなーく、もしかしたらそうかな?って思ってたところにその報告。
「おめでとう!」とは言ったものの、今までの妊娠報告の中でも一番ショックでした。
もうモヤモヤをごまかしては生きていけないんだな。。。って思いました。
そして、なんでモヤモヤするのか、自分の心と向き合う決心をしました。
その翌日、ノートを開いて自分のそのモヤモヤを全部書き出しました。
どんな感情が出てもいいと自分にOKを出して、とにかくひたすら書きました。
もうね、今見たらちょっと引くぐらいのこと書いてありましたよ(笑)
でもそうじゃなきゃ自分の心の奥のものなんて見つけられっこありません。
自分で自分をごまかしたりジャッジしていたら、自分の本音は引き出せません。
とにかくその出来事から感じる感情すべて、どんな小さなことも片っ端から書きました。
もう殴り書きです(笑)泣きながら書いた部分もあってインクが滲んでる部分もありました。
そうやってると、次第にペンのスピードが落ちていき、出し切ったーーーーってなって
ペンが止まったら、それをよーーく見ます。そして感情を表している言葉だけをピックアップしました。私の場合は「羨ましい」「悔しい」「不安」「怒り」「悲しい」でしたね。
そしてそれぞれに対して自分に質問していきました。
なんでうらやましいの?何がうらやましいの?どの部分がうらやましいの?
そうやっていくと、結局のところ「羨ましい」の奥には「悔しい」が隠れているもんです。
そしたらじゃあなんで悔しいの?これを自分にとことん聞いていきました。
そしたら、こんな浅はかな卑しい価値観があったんだっていう自分に出会いました。
悔しいって思うってことは、「負けた」と感じていること。私の中に「勝ちたい」という想いがあること。人より優位な立場に立っていたいと思う気持ちがあること。
「勝ち負け」「上か下か」の価値観と世界を自分で作っていること。
もう今書いてて恥ずかしい。。。ぞわぞわする。。。
そうなるとその私の価値観と世界の中では、「子供がいる夫婦や子供を産める女性は上、勝ち」となって、「子供がいない夫婦や産めない女性は下、負け」となるわけで、今まで同じラインにいた友人が妊娠によって「上、勝ち」になり、私は「下、負け」になったわけです。だから「悔しい」っていう感情が湧いたんです。本来全く競うものじゃないはずなのに。。。
※決してそういった方々を否定しているわけではなく、あくまで私の深層心理の動きです※
家を綺麗に保つことも、自分が綺麗でいるように努力することも、どこかで「子供いないからできるんだよ。」って思われてるんじゃないか、何か言っても「子育てもしてないくせに偉そうなこと言うな」って思われてるんじゃないか、そんな不安を持っている自分も発見しました。
それもこれも、私が子供産めない未熟者、女として機能不全、だから負け。。。
という思考回路。これ、本当は全くの幻想なんですけどね。誰もそんなこと一言も言ってない。これは自分が自分に言ってるだけなのに、そこに気づかない時ってそれがすべてになってしまうものです。
で、ここで終わりじゃないんです。ここからがスタートと言ってもいいでしょうか。
次に「じゃあなんで下じゃダメなの?」「負けじゃだめなの?」と自分に問いました。
そしたら、「認めてもらえないから。」と出てきました。
この「認めてもらえない。」がくせ者でした。
これはもう過去に傷ついた心が、バリアを何層も張り巡らしているかのように、
核心に迫るまではいくつものダミーの答えに騙されそうになりました。
今までもダミーの答えに騙されて、癒した気になっていたんだなぁって、この時に気づきました。
長くなったので、次回に続きます。
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